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ふくあわびが
できるまで
青森県尻屋協同組合のみなさま
▼漁獲
青森県尻屋では、家族総出で漁獲作業に精を出します。女性と子供たちは、浅瀬で漁獲し、男性陣は、深水の深い海域でダイビングスーツに身をつつみ、タンクをしょって、潜って獲ります。かつての様に、海女さんがもぐってあわびを獲る事は、近年では見られない。
▼選別
漁獲されたあわびを大きさ別に選別します。

漁獲されるあわびのうち約70%がSサイズの天然蝦夷あわび(殻付:100〜150g)で、現在のところ約2割ほどが、「ふくあわび」となります。
▼除殻
「アワビ越し」という包丁のようなもので、傷を付けないように丁寧に身を殻から放し、ワタを除くきます。
▼塩漬け(5〜7日間)
身の方に夏季は塩二合、冬季は三合ばかりをよく擦り付ける。こうすることによって、あわびの垢を洗い除く。
塩の量が多いと「塩入鮑」といって、品質を落とすことになる。夏は二昼夜、冬は四昼夜ばかり桶に入れてそのまま放置しておく。
▼洗浄
その後、攪拌して、よく汚れを取り去り、数日後に攪拌されたアワビをよく洗浄する。
▼選別
煮る前に大きさをそろえ選別する。選別をするのは、煮たときに煮具合を統一するため。
▼煮熱
口径三尺ほどの大釜の中に七分ばかりの沸騰した湯の中にアワビを入れ煮上げる。その後、アワビが浮上してくる。
この時、釜の中の泡を取り、湯に水を加えて、茹であげる。
▼冷却
洗浄の後、天日に干す前に網が張られた木箱の上に丁寧に並べ、海風で自然に冷ましていきます。
▼紐付け
冷えたあわびをひとつひとつ丁寧に糸を通していきます。
▼天日干し(約3ヶ月)
約3ヶ月もの間、天日に更に太陽の恵みをいっぱいに浴びて、「ふくあわび」が出来上がります。